練習日記11
おっはよ〜ございま〜す!
影響を受けた芸人さんは、
「ICE BAHN」のFORK、梅エース阿久津で〜〜〜〜〜っす!!!!!
(ドカドカパフーーーーー!!!!!)
(『芸の人』って意味じゃFORKは最高の芸人さん!!!!!)
(写真:左から、ザビタン、イビル、ガブラ)
(おもしろアクマイザー3)
(3!!!!!)
FORK MASTER!!!!!
僕はたま〜にお笑いライブを主催させて頂いたり、それで大好きな芸人さんに出演して頂いたり、ラジバンダリしています。
正直『赤字が出たらどーしよー…』ってビビりまくりながらやってるんで、あんまり頻繁には出来ないんですけど、観に来てくださってるお客様と、出てくださってる芸人さんと、凄い心良いスタッフさんのおかげで、なんとか結構上手くやらせて頂いてます。
(黒字が出たら全部みんなでの打ち上げ代に突っ込むという自分ルールにさせて頂いている)
借金を背負う事もなく、大好きな芸人さんのネタを舞台袖で見てゲラゲラ笑って、お客様に喜んで頂けて、出てくださった芸人さんに、
『今日めっちゃ楽しかったわ!!!!!』
なんて言って頂けたりしてめちゃんこ嬉しすぎたりするので、本当に有難い限りです。
今日はそんな僕が主催させて頂いているライブに欠かせない素敵な紳士芸人『金属バット』さんのお話をさせて頂きます。
(写真:トライセラトップス)
僕が金属バットさんと出会ったのは、っていうか、さん付けするの慣れてないんで『金属バット』って呼び捨てにしますね!
(一応よしもとにいた時の芸歴だと先輩だけど、しゅんにぃもこばさんも友達って感覚の方が強いから)
僕が金属バットと出会ったのは、僕が中学で野球部に所属していたある日、いつものように練習に向かおうと部室にバットを取りに行った時でした。
あ〜〜〜〜〜!!!!!
今日も練習楽しみだな〜〜〜〜〜!!!!!
ノックって楽しいもんな〜〜〜〜〜!!!!!
早くやりたいな〜〜〜〜〜!!!!!
じゃ、ここにある木製のバットでも持ってこーかな!
『ちょ、自分何してまんの?』
『ねぇ』
え?誰?
っていうかどこから声してんの?
部室にいるのは僕だけのはず…
『ここ、ここ、ここでんがな、あくっちゃん』
『そやね』
え…!?
わーーーーー!!!!!
バットが喋ったーーーーー!!!!!
『よいしょ』
『どうも』
(ボワボワボワ〜ン!)
目の前で突如喋り出した2本のバットが、白い煙と共に、人間の姿に変身したのです!
ぎゃーーーーー!!!!!
オバケだーーーーー!!!!!
(ボワ〜ン!)
(ボワ〜ン!)
(ふわふわふわ〜〜〜〜〜ん!)
ヒエーーーーー!!!!!
怖いよーーーーー!!!!!
いきなりそこに置いてあった金属バットが、知らない男の人達になっちゃったよー!!!!!
『あら、ずいぶん怖がってる』
『大丈夫?』
…あれ?なんだかすっごく優しそう…
…あの〜、すいません…僕、野球部の阿久津って言います…
その、あなたがたは……?
『うぃ』
『どうも、金属バットです』
えーーーーー!?!?!?
やっぱバットなのーーーーー!?!?!?
どういうことーーーーー!?!?!?
『まぁ聞いてぇや、あくっちゃん』
『慌てないで』
なんで僕の名前知ってんのーーーーー!?!?!?
『アラ!アンタがいっつも練習してるの見てまんがな!』
『せやねぇ』
『いっつも木製バットしか使わへんやん』
『さみしい話やね』
…なんか漫才師っぽいーーーーー!!!!!
でも、それにしては、リラックスし過ぎてるな…
なんか漫才師の人って、もっと元気に、ハキハキ喋るんじゃないの?
っていうか、金属バットですよね?
何?精霊?金属バットの精霊?
『あ、それでええわ』
『うん』
「それで良い」って何ー!?!?!?
『もう!野暮言いなや!』
『せやで』
…なんか良い人たちっぽいし、話を聞いてみよう…
あっ、坊主の人の方が喋り始めた…
『どうも、金属バットです』
『どうも』
『あのーさ、自分さ、練習する時さ、いっつも木製バット使うやん』
『せやね』
『でさ、我々金属バットはさ、すごく寂しい思いをしてる訳よね』
『間違いないね』
なんかやっぱり漫才師っぽいーーーーー!!!!!
僕お笑い大好きだから嬉しい〜〜〜〜〜!!!!!
それから僕は部室で金属バットの2人の漫才を堪能しました。
2人の話はとてつもなく面白く、時が経つのも忘れてしまいました。
そして話は佳境を迎え、いよいよ大オチです。
『バットだけに、バーッと』
『おりゃ!ありあとやんした!』
カッコイイ〜〜〜〜〜!!!!!
こんな漫才見たことない〜〜〜〜〜!!!!!
2人は金属バットの精霊であり、【金属バット】という漫才師でもあるんだね!
すっかり仲良くなった僕らは、その後校庭で三角になってキャッチボールをしました。
『あくっちゃん、将来お笑い芸人になんねやったら、俺らのこと呼んでね』
『ありがとう』
えっ……………
どうしたのさ!急に!
なんか消えるみたいな言い方して!
やだよ!まだ遊びたいよ!
消えないでよ!
『ほな!』
(カラーン…!)
2人がそう言うと、そこにさっきまでいた漫才師【金属バット】の姿はなく、金色と銀色の2本の金属バットが地面に転がっていました。
僕はワンワン泣いてしまいました。
2人がいなくなったのが悲しかった訳ではありません。
ちょうどそのタイミングでド精通してしまい、『帰り道ズボンが精子まみれなのが町行く人に見られる』と、とてつもなく恥ずかしかったからです。
ですが、この出来事をきっかけに僕はお笑い芸人になろう!と思ったのです。
そして、現在に至ります。
がんばれ!金属バット!
M-1優勝だ!
(錦鯉さんにもモグライダーさんにもAマッソにもカミナリにもカナメストーンにも、っていうかして欲しい人多すぎるけど!)
(写真:妖怪だるまこけし)
(写真:遊具と私)
み〜んなハッピーにな〜れ!
はっぴっぴ〜!!!!!